キャラメルボックス ハーフタイムシアター2本立てに行く。

 20周年おめでとうございます。
 というわけで、ハーフタイムシアター2本立てである。
 1本目はおなじみ『広くてすてきな宇宙じゃないか』。西川・大森コンビはやっぱり安心して見れますなあ。
 2本目は新作『僕のポケットは星でいっぱい』。いやー、まいった!
 (ここからネタバレ的になります)


 柿本家サーガが来るであろうとは思っておりましたが、ここまで直に来るとは!
 『欲望の翼』と『花様年華』をつなぐ『2046』のような作品でありました。
 成井さんがはじめて書いた唯一の救われない大悪人(その後は若干いたような気がするが)だったあの男にまで、なんと幸せな(?)結末が用意されていたとは。
 役者的には藤岡宏美の少年の復活がうれしい限りでした。
 わざと入れておかれたタイムパラドクスも楽しい(ハリイ・ハリスンテクニカラー・タイムマシン』のあれですな)。

 次回作は『スケッチブック・ボイジャー』再演のチラシがあったが、昨日本屋で見た梶尾真治クロノス・ジョウンターの伝説』の帯にはキャラメルボックス舞台化決定の文字が。

クロノス・ジョウンターの伝説 (ソノラマ文庫)

クロノス・ジョウンターの伝説 (ソノラマ文庫)

 タイムトラベルものといえばキャラメルの王道。あまりにはまりすぎてる気もしますが……。いやいや、楽しみです。