2004-01-01から1年間の記事一覧

『陳真 戦争と平和の旅路』

■年末に来て、中国関連書2冊購入。いま、引っ越しの最中で本を増やしたくないのに……。 野田正彰『陳真 戦争と平和の旅路』岩波書店、本体1800円 北京放送の中国語講座を長らく担当され(『たのしい中国語会話教室』東方書店はロングセラーの名著ですね)、N…

お引っ越し。

■田村書店にて国枝史郎『八ケ嶽の魔神』(講談社大衆文学館)を見つける。200円。 大正14年にこんな作品を発表していた作家がいたとは驚き。 石川賢の漫画版『神州纐纈城』もとんでもないことになりながらいよいよ次巻完結。こちらも楽しみ。■今の職場には今…

大島真寿美『香港の甘い豆腐』

■『香港の甘い豆腐』(大島真寿美、理論社、2004年10月)読了。 そのタイトルでおもわず手に取った1冊。いやあ、香港好きは思わずおっと言ってしまううまい書名だ。 17歳の日本人の女の子が、ある夏突然香港という見知らぬ街で暮らすことになる。 まったく…

許盤清『三国風雲地図説』

■許盤清『三国風雲地図説』(地震出版社、26.00元)というのをT書店で見つけて購入。 三国志にあらわれるいろいろな戦いひとつひとつの地図、その数実に290点を収録。 しかも、上下編にわかれ、上編が「三国演技地図」、下編が「三国歴史地図」という凝りよ…

『3度のメシより!? レバニラ炒め』

■『3度のメシより!? レバニラ炒め 中華愛好家のための「ニッポン中華」辞典』(ニッポン中華愛好会編、宝島社、本体1143円)なる本が出ており、つい買ってしまう。 昔の別冊宝島調の編集。早稲田の「稲穂」が大きく取り上げられていて驚き。長谷川のおやじ…

朝松健収穫

■ひさびさに明治通りのBOOK-OFFに寄ってみたら、なぜか朝松健本がまとまって(といっても巻数はまとまってないのだけど)あったので購入。 『マジカル・シティ・ナイト』VOL.5 スーパークエスト文庫 『大菩薩峠の要塞』二の巻 富士見ファンタジア文庫 『帰っ…

なぜか……『電車男』

■『電車男』(新潮社)、『イ・ビョンホン写真集』を購入。……いや、母に頼まれたもので(^^)。 それにしても、『電車男』、10月20日初版発行で、10月26日3刷。いったいどれくらい刷っているのかわからないが、ものすごいと思う。こちとら500部、1000部の本を…

西本正/山田宏一・山根貞男『香港への道』

■ついに出た! 西本正/山田宏一・山根貞男『香港への道 中川信夫からブルース・リーへ』筑摩書房(本体2400円)をT書店にて購入。 リュミエール叢書の袖の広告を見て十数年、もう出ないのだろうと思っていた幻の書がついに刊行されたのだ。装幀はきちんとリ…

李昂『自伝の小説』

■李昂著、藤井省三訳『自伝の小説』(国書刊行会)がようやくT書店に入荷したので購入。ようやく、日本語で読むことができると喜ぶ(原書は持っているのに……)。ちなみに原著のタイトルは『自傳の小説』。「の」はひらがなの「の」。先日の三省堂でのトーク…

杉浦康平『宇宙を叩く』

■佐藤哲也『熱帯』読了。『沢蟹まける…』以来の名作。いやー笑った。思わず本屋に奔り、岩波文庫『イリアス』(ホメロス)上下をつまみ読みしてしまいました。「プラトンファイト」はやっぱり「ウルトラファイト」ですかね。「弁証戦隊ヘーゲリアン」も良い…